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交通事故について/ About Trafic Accident

脳の後遺障害について

①高次脳機能障害

高次脳機能障害は、交通事故によって脳に損傷を受けた被害者が、治療の結果、外見上は回復しているのに、記憶障害、注意障害、社会的行動障害、認知障害等が発生し、事故前と比較して人格や性格に変化をきたし、あるいは記憶保持等の知的側面にも異常があるため就労ができず、日常生活でもトラブルになる等の症状があげられます。

高次脳機能障害の等級認定にあたっては、症状固定時に作成される「自動車賠償責任保険後遺障害診断書」、頭部の画像検査資料(レントゲン写真、CT、MRI)や医師や家族によって記載された「精神症状についての具体的所見」等から、被害者に現れた具体的な症状を把握し、障害等級の認定がなされています。

  • 1. 高次脳機能障害
等級 高次脳機能障害 労働能力喪失率
別表第1
1級1号
神経系統の機能又は精神に著しい障害を残し、常に介護を要するもの 100%
別表第1
2級1号
神経系統の機能又は精神に著しい障害を残し、随時介護を要するもの 100%
別表第2
3級3号
神経系統の機能又は精神に著しい障害を残し、終身労務に服することができないもの 100%
別表第2
5級2号
神経系統の機能又は精神に障害を残し、特に軽易な労務以外の労務に服することができないもの 79%
別表第2
7級4号
神経系統の機能又は精神に障害を残し、軽易な労務以外に労務に服することができないもの 56%
別表第2
9級10号
神経系統の機能又は精神に障害を残し、服することのできる労務が相当な程度に制限されるもの 35%
  • 【等級の補足】

1級1号
「神経系統の機能又は精神に著しい障害を残し、常に介護を要するもの」とは、身体機能は残存しているが、高度の痴呆があるために、生活維持に必要な身の回り動作に全面的介護を要するものをいいます。

2級1号
「神経系統の機能又は精神に著しい障害を残し、随時介護を要するもの」とは、著しい判断力の低下や情緒の不安定などがあって、一人で外出することができず、日常の生活範囲は自宅内に限定されている。身体動作的には排泄、食事などの活動を行うことができても、生命維持に必要な身辺動作に家族からの声かけや看視を欠かすことができないものをいいます。

3級3号
「神経系統の機能又は精神に著しい障害を残し、終身労務に服することができないもの」とは、自宅周辺を一人で外出できるなど日常の生活範囲は自宅に限定されておらず、また声かけや、介助なしでも日常の動作を行えるが、記憶や注意力、新しいことを学習する能力、障害の自己認識、円滑な対人関係維持能力等に著しい障害があり、一般就労が全くできないか、困難なものをいいます。

5級2号
「神経系統の機能又は精神に障害を残し、特に軽易な労務以外の労務に服することができないもの」とは、単純繰り返し作業などに限定すれば一般就労も可能であるが、新しい作業を学習できなかったり、環境が変わると作業が継続できなくなったりする問題が生じ、このため一般人に比較して作業能力が著しく制限されており、就労の維持には、職場の理解と援助を欠かすことができないものをいいます。

7級4号
「神経系統の機能又は精神に障害を残し、軽易な労務以外に労務に服することができないもの」とは、一般就労を維持することができるが、作業の手順が悪い、約束を忘れる、ミスが多いなどのことから一般人と同等の作業を行うことができないことをいいます。

9級10号
「神経系統の機能又は精神に障害を残し、服することのできる労務が相当な程度に制限されるもの」とは、一般就労を維持できるが、問題解決能力などに障害が残り、作業効率や作業維持力などに問題があることをいいます。

②外傷性てんかん(脳の器質性障害)

脳挫傷や頭蓋骨骨折後の後遺障害として代表的な症例として、外傷性てんかんがあげられます。
脳外傷で、脳の実質部に残された瘢痕から発せられる異常な電気的信号に、周辺の正常な脳神経細胞が反応して大騒ぎしている状態を、外傷性てんかんといいます。
発作には大発作、焦点発作、精神運動発作がありますが、発作を繰り返すことにより、周辺の正常な脳神経細胞も傷つき、これにより性格変化や知能低下の精神障害をきたし、高度になると痴呆・人格崩壊に至ることもあります。深刻な障害ですが、治療は発作を抑える抗けいれん剤の内服が基本です。

なお、てんかんは、脳を損傷することなどによって発生するので、高次脳機能障害と同時に発生することが多いです。

等級 外傷性てんかん 労働能力喪失率
1級1号 てんかん発作のため、常時介護を要するもの 100%
2級1号 十分な治療にもかかわらず、意識障害を伴う発作を多発、平均して週に1回以上するもの 100%
3級3号 十分な治療にもかかわらず、発作を伴う精神の障害のため、終身労務に服することができないもの 100%
5級2号 十分な治療にもかかわらず、発作の頻度または発作型の特徴のため、一般平均人の4分の1の程度の労働能力しか残されていないもの 79%
7級4号 十分な治療にもかかわらず、1ヶ月に1回以上の意識障害を伴う発作があるか、または発作型の特徴のため、一般平均人の2分1程度の労働能力しか残されていないもの 56%
9級10号 抗痙攣剤を内服する限りにおいては、数ヶ月に1回程度もしくは完全に発作を抑制できる場合、または発作はないが、脳波上明らかにてんかん波棘波を認めるもの 35%
12級13号 発作の発言はないが、脳波上に明らかにてんかん波棘波を認めるもの 14%
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