交通事故に関してのお問い合わせは弁護士 三輪陽介へ

交通事故の相談は名古屋の弁護士三輪総合法律事務所

TEL:052-533-2666
受付時間:平日10:00~18:00 休日:土日祝

メールによるお問い合わせ

TEL:052-533-2666

メールによるお問い合わせ

交通事故について/ About Trafic Accident

遷延性意識障害について

遷延性意識障害とは

遷延(せんえん)性意識障害とは、主に交通事故などを原因とする頭部外傷等によって昏睡状態(脊髄反射以外の反応がない状態)に陥り、開眼できるまでになったものの、意思疎通が完全に喪失した身体症状となってしまった場合の後遺障害をいいます。
遷延性意識障害の過半数が、交通事故により発生するといわれています。

遷延性意識障害の症状について

遷延性意識障害は、以下が主な症状となります。
遷延性意識障害の症状

以上の6項目が医療によっても改善されず、3ヶ月以上続いた場合をいいます。

遷延性意識障害の原因と立証方法

交通事故による遷延性意識障害の場合、頭部外傷によって、脳が広範囲に損傷・断裂(びまん性軸索損傷)することで発症します。遷延性意識障害の立証は、CTやMRIなどの画像の資料を用いて行うことになります。

遷延性意識障害の治療について

遷延性意識障害の治療は、積極的に治療をしていくというよりも、残念ながら現状を維持することを目的とすることが主となります。
具体的には、

  • [1](誤嚥性)肺炎の予防
  • [2]褥創(じょうそう 床ずれ)の防止のための体位交換
  • [3]関節拘縮(かんせつこうしゅく 関節が固まること)の予防

が中心となります。
裁判の場面では、介護内容として、上記の治療とともに、近親者による食事・排泄・吸痰の世話などについて、詳細に立証をしていく必要があります。

脳死との違いについて

「遷延性意識障害」は、俗にいう「植物状態」ですが、呼吸や循環等の機能は保持されていますので、適切な治療や介護を行うことにより、生命を維持することができます。
他方で、「脳死」は、「脳幹」が損傷し、回復不可能な状態となっているため、呼吸や循環等の機能が損傷してしまっています。
従って、生命維持装置がないと死亡してしまう状態を言います。

遷延性意識障害の後遺障害等級について

通常、遷延性意識障害(植物状態)の被害者に対しては、通常、別表第1、1級1号の後遺障害等級認定がなされます。
そして遷延性意識障害(植物状態)の認定作業においては、CTやMRI画像及び医師作成の後遺障害診断書、頭部外傷後の意識障害についての所見、脳外傷による精神症状等についての具体的な所見、日常生活状況報告表などの資料に基づき判断がなされます。

示談・裁判上の問題点について


① 遷延性意識障害特有の問題について

「逸失利益」とは、事故に遭わなければ将来得られたであろう収入のことをいいますが、遷延性意識障害(植物状態)の被害者の方については、 後遺障害等級が1級や2級の認定がなされることが多く、その場合労働能力喪失率は100%とされているので、通常、「逸失利益は高額になります。
また「後遺障害慰謝料」も高額となるため、一般的に裁判基準と保険会社の提示額に大きく開きが出ることになります。そのため、交渉による示談では解決がつかず、裁判に持ち込まれることが多くあります。
さらに遷延性意識障害(植物状態)の被害者に対しては、保険会社からたとえ被害者の年齢が若くても感染症にかかりやすく平均余命まで生存できない(余命が短い)などとして、低い「将来介護料」等を主張してくることがよくあります。
しかし、「余命が短い」という保険会社の主張には、裁判の場で現代医療の進歩を立証して、適切に反論をしていく必要があります。
近時の判例でも、平均余命まで生存する蓋然性が否定される特別な事情が認められない限り、 植物状態であっても生存可能期間を平均余命の年数とするとしており、誤りです。

また、遷延性意識障害等の被害者のかたに対しては、被害者死亡の場合に準じて逸失利益の算出に際して生活費を控除すべきであると保険会社から主張がなされることがありますが、このような場合でも一般に生活費は控除されるものではありません。

なお、交通事故により被害者が遷延性意識障害となった場合は、家庭裁判所に成年後見人(法定代理人)を選任し、財産管理を行う必要がでてきます。

このように遷延性意識障害には、その特有の難しい問題がありますので、早い段階で弁護士に相談して欲しいと思います。

② 介護費用

遷延性意識障害において、極めて重要となるのが介護費用です。
重度の後遺障害が残り、家族などの他人の介護をうけなければ日常生活において必要とされる動作を自力でできず生活ができないような場合、平均余命までの「将来介護費」が認められる可能性があります。このように介護費用の立証によっては高額な賠償額となることがあります。
このような「将来介護費」は、高額になることから、裁判において争いとなることが多いです。
被害者にとって、どのような介護が必要となり、被害者の周りの家族の皆様にとってどのような介護の負担がかかっているかを、日記やビデオ撮影等によって、詳細に立証していく必要があります。

③ 介護雑費

遷延性意識障害においては、介護に付随して、生活を続けるうえで雑費(車いす費用、介護ベット費用、自宅改造費、紙オムツ、カテーテル、ウエットティッシュ等)の支出が必要となり、非常に高額となります。
そうしたものを購入する場合は、全て領収証をとっておき、将来これくらいかかるということが立証できれば将来の介護雑費が認められる可能性があります。
また自宅をバリアフリーにしたり、トイレや風呂場を改装したり、また車両を障害者ように改造した場合は、その費用を請求できる可能性があります。
事故後にどのような雑費が必要になったかを、詳細に記録することが重要になります。
また裁判においては医師の証明書、意見書などや、費用が必要となる具体的な事情を記載した近親者の陳述書等を証拠として提出して立証していく必要があります。

弁護士 三輪陽介

ご家族の方へのメッセージ

遷延性意識障害の症状を持つ被害者の方の場合、ご家族の皆様には、痰の吸引、オムツ交換、体位の変換など、身体に負担のかかる終わりの見えない介護が続きます。
その一方で遷延性意識障害の被害者の方は感染症にかかる可能性があり、いつ容態が急変してもおかしくはないというリスクと常に隣り合わせであることも事実です。
そこで遷延(せんえん)性意識障害に見合われた被害者の方は、早期の段階からご相談を受け、可能な限りスピーディーに裁判手続を行うとともに、被害者や大変な思いをしているご家族の皆様のためにも、介護費等について適正な賠償を獲得するための努力をしています。

よくあるご質問

Q1電話での法律相談は受付けていますか?
A
大変申し訳ありませんが、当事務所では、弁護士による電話相談は受け付けておりません。
ご面談させていただき、ご相談者様より事案をしっかり聴取した上で、アドバイスをさせていただきたいと思います。
ご相談をご希望の方は、メールまたは電話(052-533-2666)にて、事前にご予約をいただいたうえで、当事務所にお越しいただき、法律相談をしていただくことをお願いしています。
Q2弁護士費用って高そう・・・
A
当事務所では、交通事故に遭われた被害者の皆様の救済の見地から、1回目は無料で法律相談を受け付けています。
また着手金等の初期費用も無料として、事件解決時に成果があった時のみ、受領した賠償金から、弁護士費用を精算する完全報酬制度を採用していますので、お客様にご負担はいただくことはありません。安心して弁護士に依頼できると思います。
>> 弁護士費用について
Q3自宅が遠方なのですが依頼を受けてもらえますか?
A
当事務所では、遠方にお住まいのかたや、交通事故による障害のため不自由な生活を強いられている被害者の皆様、介護で手が離せない方のご家族の皆様のために、後遺障害等級1級から5級相当の皆様を対象に、東海地方・中部圏を中心として、全国出張法律相談サービスを実施しています。
当事務所では、初回相談料無料、着手金は無料、完全成功報酬制(弁護士費用は事件解決時に後払い)を採用していますので、安心してご相談いただきたいと思います。
Q4保険会社から提示された示談金が、適正かどうか調べたいのですが
A
ご相談にお越しいただければご回答をさせていただきますが、当事務所では無料の「損害賠償金診断サービス」も実施していますので、是非こちらもご利用ください。
Q5事件を依頼すると、打ち合わせや裁判で大変ではないですか?
A
弁護士に依頼すると、打ち合わせや裁判所への出廷などで大変なのではないか、負担となるなら早く示談した方がいいのではないか、と不安をもたれる方がよくいらっしゃいます。
しかし、通常、示談交渉の場合、ご依頼いただいた後は事務所にお越しいただくことはそれほど多くありません。また、裁判となった場合でも、弁護士が裁判所に出廷しますので、ほとんどの場合には依頼者の方に出廷する必要はありません。
皆様が思われるほど、大変ではないと思いますので、ご安心してご相談いただきたいと思います。

弁護士費用について

交通事故に強い弁護士 三輪陽介が親身に対応し、あなたを全面的にサポートします
法律相談のご予約はこちらから:052-533-2666ご相談予約フォーム