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高次脳機能障害①

高次脳機能障害(こうじのうきのうしょうがい)とは、交通事故により頭部に強い衝撃をうけ、脳の一部が損傷し、機能が低下した場合に発生する後遺障害をいいます。

交通事故により脳損傷を受け、救急搬送され意識不明状態に陥ったものの、治療の結果奇跡的に意識を回復し、その後社会復帰したものの、事故前と比較して人格や性格に変化が生じ、記憶障害などにも異常があって就労できない場合があります。これらは高次脳機能障害の典型的な事例であると考えられます。

高次脳機能障害の症状としては、大きく分けて認知障害、行動障害、人格変化が挙げられます。

まず認知障害については、記憶・記銘力障害、注意・集中力障害、遂行機能障害などが挙げられます。具体的には新しいことを覚えられない、気が散りやすいなどが挙げられます。

次に行動障害については、周囲の状況に合わせた適切な行動ができない、複数のことを同時に行うことができない、職場や社会のマナーやルールを守ることができない、行動を抑制することができない、危険を予知・察知して回避する行動ができない、などが挙げられます。

さらに人格変化については、受傷時にはみられなかった易怒性、衝動性、自発性の低下、などが挙げられます。

この高次脳機能障害は、頭部を損傷した交通事故の被害者の方でよく相談を受ける事例であり、当事務所でも注視して研究等を行っています。

また詳しくお話しをしたいと思います。

この記事を書いた人

弁護士法人TRUTH&TRUST

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